畳は長い間使っていると、畳表(表面)に日焼けによる色あせや
猫の爪とぎなどによる損傷など、傷みが激しくなってきます。畳床
(畳の中の本体)はそのままに、畳表(表面)のみを交換すること
を「表替え」といいます。
表替えは畳表を新調するのに対して、元々の畳表を裏返して張
り替えることを「裏返し」と言います。
目で見て傷みが激しいと感じたら表替えをする時期と言えます。目に見えた傷みはなくとも、長年使用すると変色し
黄色くなってきますので、変色がひどい場合にも表替えのタイミングです。畳表(表面)が下記のような場合には、
すぐに表替えをオススメします。
表面が壊れたり、色が剥げている場合
表面が壊れたり、色が剥げている場合
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表面が壊れたり、色が剥げている場合
国産畳表と中国産畳表があり一般的には国産畳表のほうが色合い、い草の強度なども優れていますが価格的に
は中国産畳表のほうがお手頃な価格です。(但し、中国産畳表でも四川省産の畳表は価格的に国産畳表と中国
寧波(にんぽう)産畳表の中間ぐらいで品質的にも国産に近いです)国産畳表の産地は現在90%以上が熊本産で
すが、一部、福岡産、広島産(びんご表)、岡山産、などもあります。
一般的には、い草の長さが長いもので織った畳表、色合いが良く均一な畳表、い草の本数が多く重量があり手で
触ってもゴワッとしている畳表、織りキズ織りむらがほとんどない(農産物なので100%均一にはいきませんが)畳
表、が良いと思いますが、価格と照らし合わせて選んでください。
表替えをする畳の枚数や畳店の忙しさにより異なりますが、基本的には1日~2日程度で仕上がります。畳店によ
っては、朝にお預かりして、夕方には納品。といったところもあります。最近は、表替えする畳の上にある家具や荷
物などを移動するところからやってくれる畳店も多いので、そんなところも畳店を選ぶポイントです。
表替えにかかる料金は前述にあるように交換する「畳表」の種類によって異なります。格安品であれば4,000円前
後からで、高級品ともなると10,000円を超えるものもあります。可能ならば現物を見せてもらいながら予算と相談し
て決めることをオススメします。